これがオリンピック

10時に寝てしまい
話し声に目をさまし
曜日が変わったところから
再びテレビをみた

男子体操予選をちょっと経由して
柔道の放送へ

女子二人の対戦が残り二分弱となっている
画面右上をみると

LIVE

よし

その下に

決勝

闘っている両者の国を表す
画面左上の3文字は
JPN
ではない

むむむ

そうか
そうだったか

そんなふうに思っているまに
ブラジルの選手がポイントを奪い
北京、金の選手、谷が敗れた選手だっけ
が敗退した

連れも言っていたけど
ブラジルコーチの喜びよう
雄叫びを繰り返し
凄まじかった
てらいも遠慮も一切なし
つらい練習を続けてきたのだろう


福見選手の結果はわからずじまい
続けて男子決勝に入ってしまった

その後
インタビューの映像が流れた

インタビュアーも因果な商売
敗れた選手にもマイクをむけなければならない
それも
淡々と感情を排して

気持ちを聞かれたって
そんなもんわかってるじゃん
返答はできないよな
でも、でも
マイクの向こうにいるだろう日本国民への義務を果たさんと
絞り出すように
ほんと、そうだ
ずたずたに傷つき
消沈しからからになってしまった
気持をパンパンとたたいて
一声、二声と発していた
「次はどうしますか」
「・・・」
「・・・」
「・・・・・・・」
そして
インタビューの中で
「金メダルとりたかったです」
とつぶやいた福見選手

「自分としては一生懸命やった、力を出し切った」
と胸をはった福見選手


ほうとうに、お疲れ様でした