微妙だったかな
開始10分くらい、ものすごく迫力ある試合。
特にクロアチア。
そして試合内容や注目の選手達以上に気になったのが審判団。
開幕試合、入場の先頭は日本人だった。
西村主審は笛を吹いたとき笑いかけながら関係した選手に歩み寄る。
試合を落ち着かせようとしつつ自らもリラックスしようとしているように。
際どいライン際のマイボール判定にブラジル陣より詰め寄られる手前側線審。大丈夫だろうかと心配になる。
そこで問題のPK判定のシーン。
しっかり見て、迷いなく笛を吹いた。判定の影響をコンマ何秒かではかりにかけたのだろうか、限りなく一瞬に近いが、逡巡があったようにも見えた。
それは、4年前のレッドカードの判定だったかもしれない。
いやいや、そんなものの影響は全くない一点の曇りもない決意だったかもしれない。
ビデオが流れた。コバチ監督は「あれがPKだったらサッカーじゃなくてバスケットボールをやったほうがいい。恥ずべき」といったらしい。
確かに微妙な印象。しかし、ある程度近い距離でみていた主審。判断は間違いないのだろう。
クロアチア選手たちに囲まれながら確固たる態度で応ずる西村氏。
FIFAの判断。次の試合をどう任されるかでそれがわかる。
とても勇敢な試合コントロールだったのではないか。
日本の審判団の仕事を讃えたい。
お疲れ様でした。